NHKのアナザ・デイというドキュメンタリー番組で唐十郎追悼の放送をしていました。紅テントや二都物語などの意図をきれいに纏めていました。過去の報道記事や映画やドラマでしか見たことがななかったので新鮮でした。リアルに目で見る肉体にこそ、かれらの表現の本質があったのでしょう。すべてがトレーニングだという生きざまを体現。参加して行動することが表現なのでしょう。金芝河や玄界灘へのこだわり。「任侠外伝・玄界灘」の安藤昇は唐自信の姿でしょう。李麗仙を東京へ連れて行きたかったと叫ぶ根津甚八も。「黄金の日日」の中でケレン味たっぷりに唐さんが演じた、海賊船の上をひらりひらりと牛若丸のように跳び移っていく、取ってつけたような原田喜右衛門を懐かしく思い出しました。
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