2024年6月2日日曜日

(天声人語)空き家の電気代 朝日新聞 20230601

朝日新聞の天声人語にはタイトルがついていないが、電子版で見るとタイトルが付いています。タイトルがないと、最終的には何を伝えたかったのかわかりにくい内容でも、収束してくれます。ただし、内容からタイトルを考えてみると、この長さの文章でもいろいろな纏め方があることがわかります。
AIを使って要約し、タイトルを付けてもらいました。
原文引用 (天声人語)空き家の電気代
きょうから6月。物価高のいま、私が一番恐れているのは夏場の電気代である。2年前、急に上がった請求額にショックを受けた。その後は必死の節電と政府の補助金のおかげか、ほぼ元に戻った。だが、補助が終了する影響で、今月使用分から電気・ガス料金が値上がりするという▼日々の買い物でも嘆息するなか、さらなる出費は痛い。熱中症が心配で冷房はやめられないし……。暗い気分でいたところ、数年前に両親を続けて看取(みと)った友人の話に驚いた。空き家になった実家の電気代を今も払っているそうだ▼防犯のため、空き家だとわからないように玄関などが自動点灯するという。毎月空気の入れ替えに行き、掃除をする際にも電気を使う。月2千円ほどかかるが、まだ解約するつもりはない。思い出の詰まった遺品の整理はなかなか進まないのだとか▼同様に空き家を抱えた同僚にも聞いたが、やはり電気を止めていない。空き家の分まで負担したら、今回の値上がりはさらにきついだろう。電気以外に水道代や固定資産税などもかかる▼総務省によれば、全国の空き家は900万戸にのぼる。うち385万戸は使用目的がなく、倒壊や不法投棄などが懸念される。維持管理は欠かせないが、自宅から遠いほど行く回数が少ないとの調査結果も▼少子高齢化が進む社会で空き家は増え続ける。電気を止めないことが、かつて暮らした家へ足を運ぶ後押しにもなっているかもしれない。空き家の数だけ、家族の歴史があるのだ。

この文章は「空き家の電気代」というタイトルではあるが、複数の要素がある。
この夏、電気代が上がって出費が増えるなあ。
空き家を持っている人の多くは住んでいなくても電気代を払っているそうだ。
家族の思い出の遺品の整理が進まないためのようだ。
全国で空き家は900万戸、うち400万戸は使用目的なし。今後、増え続ける。
電気を止めないことが、足を運ぶ後押しになる。
空き家の数だけ家族の歴史がある。
こうやって、列記すると、空き家を維持するのはいいのか悪いのか? 電気代を払うのはいいのか悪いのか? よくわからない。電気代を払って維持すべきということでしょうか?

そこで、対話型AI:Geminiに、要約とタイトル付けを頼んでみた。以下、回答案3例。
 
タイトル:物価高と空き家、電気代に悩む私たち:家族の思い出と未来への課題
要約
物価高が進む中、夏場の電気代上昇が懸念される。政府の補助金終了の影響で、電気・ガス料金が値上がりする。冷房は熱中症対策で必須だが、出費は痛い。
そんな中、空き家に住んでいないのに電気代を払っている人が多いという事実が判明した。防犯や思い出の整理のため、空き家の電気は止められないという声が多い。
総務省によると、全国の空き家は900万戸にのぼり、そのうち385万戸は使用目的がない。維持管理は欠かせないが、自宅から遠いほど行く回数が少ないという調査結果も出ている。
少子高齢化が進む社会で空き家は増え続ける。電気を止めないことが、かつて暮らした家へ足を運ぶ後押しにもなっているかもしれない。空き家の数だけ、家族の歴史があるのだ。

タイトル:夏場の電気代、空き家が追い打ち!? 家族の思い出守る、電気代2千円の選択
要約
物価高と電気代値上げのダブルパンチで、夏場の電気代が心配になる。そんな中、空き家に電気代を払い続ける人たちの話を聞いた。防犯や思い出の整理のためなど、電気代を払う理由は様々。空き家は増え続けており、電気代以外にも維持管理の負担は大きくなる。少子高齢化社会で増える空き家と電気代、そして家族の歴史について考える。

タイトル:物価高の夏、空き家の電気を止める?止めない? 家族の思い出と節電の葛藤
要約
物価高の夏、電気代値上げに悩む中、空き家の電気を止めるべきか悩む人々の姿を描写。防犯や思い出の整理、維持管理の難しさなど、空き家問題と電力の社会的な課題を浮き彫りにしている。

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