2026年6月27日土曜日

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ダイヤモンドプリンセス号におけるコロナ蔓延時のDMATの対応を描いた映画。タイトルからラストマイルみたいな映画かなと勝手に思っていました。ヒューマン医療モノや感染恐怖モノと勝手に思っていました。そんなわけで全く期待しないで見たため、いい意味で足元をすくわれ冒頭からグイグイと引き込まれました。
これはNHKのプロフェッショナル仕事の流儀やプロジェクトXに近い映画です。イケメン俳優たちがたくさん出ていますが、わざとカッコ悪く泥臭く演じています。でも、それが却ってカッコいい。ドキュメンタリー映像のように医療行為そのものは映りません。有症状の演技もありません。医療スタッフや船のクルー、政府やマスコミなど災害を取り巻く周囲を描きます。それぞれの職業倫理をぶつけ合います。それがリアルでした。
昨年のキネ旬ベストテンの批評家たちの選出では30位程度、読者の選出では2位になっているのもわかります。
民意の作られ方。現代のマスコミは加害者側に立っている。視聴者もいつのまにか加害者側・批判するだけの大勢の側にいることを思い知らされました。遠方から画面越しに見て正論を吐く専門家よりも、完璧ではなくとも現場で即時対応しているクルーたちのほうが熱い。当事者感覚のない正論はただの視聴率稼ぎだったのでしょう。当時、毎晩、ニュース解説を見ていたことを思い出しました。煽られて見させられていたのかもしれません。現場に入りこまないと、当事者感覚は生まれないのでしょう。

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