2021年4月30日金曜日

ノマドランド

「スリー・ビルボード」のオスカー女優フランシス・マクドーマンドが主演を務め、アメリカ西部の路上に暮らす車上生活者たちの生き様を、大自然の映像美とともに描いたロードムービー。ジェシカ・ブルーダーのノンフィクション「ノマド 漂流する高齢労働者たち」を原作に「ザ・ライダー」で高く評価された新鋭クロエ・ジャオ監督がメガホンをとった。
NHK BSのドキュメンタリー番組のように淡々と綴られてゆく。夫に先立たれ、職を終えた60代女性の日常。キャンピングカーに全てを詰め込み、“現代のノマド(遊牧民)”として、車上生活を送りながら、季節労働の現場を渡り歩く。
日々の収入を得ることよりも日々の職を通して生きる糧を得ているような生き方。汚れ仕事を厭わずに楽しんで行う姿には、収入だけではなく奉仕する満足感と誇りも感じさせる。
渡り鳥のように職を求めて大陸を移動してゆく。それぞれが個としての生き方。小細胞性肺がん患者もまた同じようにノマド生活を送っている。働けなくなったら死が待っていることを受容して生きている。
自分たちはパイオニアだという。あくまでも先駆者としての自信に溢れている。目の前の荒涼たる自然に立ち向かうパイオニアとしての誇り。確かに、現代の先進国では、この集団がいなければ社会は回らなくなってしまうだろう。
高齢者の非正規雇用の課題や、またそれに依存する社会を、決して暗くならずに描いている。イージーライダーやキャンディに始まったアメリカンニューシネマ時代のロードムービーの漂流した先の到達点のようにも思える。決して暗くなく、むしろ誇りと尊厳、決意を感じさせる。土地に縛られず、働きながら生活をエンジョイしていく、ワークライフバランスの最もシンプルなスタイルに、物が多くなりすぎた現在のわれわれの生き方を振り返るきっかけになる映画である。
2020年・第77回ベネチア国際映画祭で最高賞にあたる金獅子賞、第45回トロント国際映画祭でも最高賞の観客賞を受賞するなど高い評価を獲得。第78回ゴールデングローブ賞でも作品賞や監督賞を受賞。第93回アカデミー賞で作品、監督、主演女優など6部門でノミネートされ、見事受賞しました。
2020年製作/108分/G/アメリカ 原題:Nomadland 配給:ディズニー。

2021年4月29日木曜日

ブロックテック

ブロックテックというのはユニクロの造語で、外からの水をはじくが、中の蒸れは逃がすという「うまい話ばかり」の生地素材とのことです。われわれの昔からの記憶ではゴアテックスの効能と同じような「うまい文言」です。
実は、2年前に、たまたまこの素材のステンカラーコートを使ってみたところ、本当に強力な撥水効果があり感心しました。ゴアテックスはここまで強力ではなかったと思います。科学的なテクノロジーが進化し、かつ格安で普及している現実を実感できたと思います。本当に水滴が生地の上を玉になって転がっていくのですよ。雨の日に最適でした。
もっと素材が軽いフード付きの物があればレインコートに使えるなと思っていたら、たまたまライト版でフード付きのマウンテンパーカのようなコートを売っていましたので、買ってきて試してみました。
とても軽く、生地がカサカサとしており、昔のゴアテックスのレインウエアと生地の質感もよく似ています。いわゆる雨がっぱですね。花粉症の時期にも有効だと思います。小さく畳んで収納できる小袋も付いており、旅行用のレインコートとして持ち歩くのに最適だと思いました。
さて、後は、一体いつになったら旅行や出張が再開できるかですね。

2021年4月28日水曜日

太陽の中の対決

懐かしや、ポールニューマンの西部劇。当時、この映画と「暴力脱獄」に痺れました。先住民族を食い物にする白人官僚と、暴力を見て見ぬふりをする人々。木枯し紋次郎のように、あっしには関わりのねえことでござんすと、我が道を行く若者。結局は、義を見てせざるは勇なきなり。荒くれ者同士のリスペクトの言葉が最後の漢気を際立たせる。今見ても、色褪せないテーマを扱っていたんだと感心します。

2021年4月27日火曜日

2021年のCT radiology RadFan2021年4月号 

執筆依頼があり、雑誌 RadFan 2021年4月号に今年のCT診断についての夢想を書きましたので、ぜひご覧ください。
2021年の画像診断 2021年のCT radiologyというタイトルで、CTに関連する内容について記載させていただきました。以下、抄録です。
X線CTに関連する2021年のトレンドについて記した。画像診断センター、健診予防センター、地域医療連携室、遠隔画像診断、地域の肺がん検診精度管理などに関わっている視点から想像した。しかし、現在の感染拡大情勢から、COVID19感染に関係する内容が中心にならざるを得なかった。
 I have described the 2021 trends related to X-ray CT. I imagined it from the perspective of being involved in the diagnostic imaging center, medical examination prevention center, regional medical cooperation room, remote diagnostic imaging, and quality control of regional lung cancer screening. However, due to the current spread of infection, the content related to COVID19 infection has become the main focus.

2021年4月26日月曜日

第52回 画像診断の会 令和3年6月7日(月) 18:30~19:30

 52回 画像診断の

本年度の福島市肺がん個別検診読影講習会として認定されております。

謹啓 時下、先生におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

さて、この度、回画像診断の会を開催致します今回は、肺がん検診の開始時期にあたりますので、胸部エックス線写真の読影講習とさせていただきます。関係の先生方には、ぜひ、ご視聴をお願いします。

本会は、画像診断に関する技術の向上を目的とし、福島県北地区の医療の向上・連携を図り、地域の福祉に貢献したいと考えております。今回は、新型コロナウイルス(COVID-19)による社会情勢を鑑み、ご参加いただく先生方の健康や安全面などを検討しWeb開催を中心にて実施いたします。当会の趣旨にご賛同いただき、ご参加いただければ幸いでございます。

令和3日() 1:3019:

ZOOM形式にて配信(福島テルサ 4階 「つきのわより配信)                     福島市上町4番25号 TEL:024-521-1500

司会大原綜合病院 副院長 森谷 浩史 先生

情報提供・一般演題】   

本年度肺がん検診に関わる変更点」

「福島市肺がん検診の概要」さくま内科クリニック 佐久間文隆先生

「胸部写真撮影における注意点」大原綜合病院 清水文彦先生

「CTにより検出した微小結節の取り扱い」福島医大 箱崎元晴先生

【特別講演】 (19から19時30分まで胸部単純写真上の肺がん所見の成り立ち造影CT画像から単純写真の所見を振り返る

大原綜合病院 画像診断センター 森谷 浩史 先生 








科大学 箱崎元晴先生

疑問写真があれば事前にエーザイ株式会社 藤田孝志までご

連絡ください。

携帯電話 090-5300-4584

Email   t2-fujita@hhc.eisai.co.jp


【特別講演】 (19から19時30分まで

胸部単純写真上の肺がん所見の成り立ち

造影CT画像から単純写真の所見を振り返る



大原綜合病院 画像診断センター 森谷 浩史 先生 



催:大原綜合病院 画像診断センター 

   NPO福島画像診断支援センター

エーザイ株式会社

日本画像医学会 シンポジウム17 肺のリンパ増殖性疾患

■シンポジウム17 呼吸器 肺のリンパ増殖性疾患
司会 岡 輝明(複十字病院病理診断部)
   仲村秀俊(埼玉医科大学呼吸器内科)
1)肺のリンパ増殖性疾患-臨床- 橋本成修(天理よろづ相談所病院呼吸器内科)
2)リンパ増殖性肺疾患の画像診断 江頭玲子(佐賀大学放射線科)
3)肺のリンパ増殖疾患の形態学 岡 輝明(複十字病院病理診断部) 
2021年4月24日 このはっきりしない疾患群の全容をさまざまな視点から解説していただいた。腫瘍か否か、クロナリティ診断がカギのようですが、画像診断医としては、結節か、広義間質か、すりガラス濃度か、というのが、診断を考えていくためのよりどころのようです。

2021年4月25日日曜日

RSNA登録準備中です

緊急事態宣言が発出されました。
政治も行政も苦労しています。医療を破綻させないギリギリのところで経済と医療とを天秤にかけて、コントロールされているようです。医療は常にギリギリの綱渡りを強いられています。
社会不安が高まると旧民主党が息を吹き返して批判の声を挙げます。ゼロコロナなど聞こえの良い言葉を使いますが具体的内容は空っぽです。国会議員とはいえ、政党が違うと、現在の苦境に協力することなんかしないのでしょうか。先日の討論番組で、「我々の存在は意見を申し上げて与党にブレーキをかけることです」と嘯く輩もいます。 原発も汚染水も他人事で、スーパーマンのような鉄面皮には一般の国民の感覚とは全く違う人たちなんだと思い知らされました。組織はこんな風になってはいけないという反面教師としてこそ、この政治家たちの存在はとても意義があると思います。
話は変わりますが、今年はGWの遠出はできませんので、RSNAの発表ネタを考えるなど、頭の体操に時間を費やすこととしましょう。臨床の中で気になった事象について、よく考えてみる。過去に投稿してrejectされた内容を、もう一度整理し直してみる。など、やってみたいと思います。