2011年5月4日水曜日

細野豪志首相補佐官の二転三転

各種報道によれば、
○文部科学省が公表した年間20ミリシーベルト以下という基準に抗議して小佐古教授が内閣参与を辞任。これに対して、菅総理大臣は「原子力安全委員会の助言を得ながら判断した」と反論。
○細野豪志首相補佐官は29日夜のTBS番組で「政府の最終判断だ。」と変更しない考えを示した。
○ところが、4日朝、この基準 について細野総理補佐官が「年間20ミリシー ベルトの放射能を浴びることが、いいことではないと皆が思っていた。私ももちろん思っています」「(Q.なぜ年間10ミリシーベルトにできないのか)どう しても国際的な基準に準拠せざるを得ない。
○細野豪志統合本部事務局長は、2011年5月2日16時半頃に開いた福島原子力発電所事故対策統合本部の共同記者会見の冒頭説明で、 SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)について、新たに5,000件のシミュレーションデータが見つかったと発表。4月30日の 時点で「いま政府が持っているデータはすべて公開した」としていたことを謝罪した。
○「事故のさまざまな影響を考えれば、SPEEDIというのは当然、本来は役立たなければならないものであったはずで、検証の一部に含まれるべきであると個人的には思う」と答えた。
これまで公開しなかった理由について、細野豪志首相補佐官は「公表して社会にパニックが起こることを懸念した」と説明。

1:ICRP(国際放射線防護委員会)の基準のとらえ方を誤解していると思います。ICRP基準はそもそも参考値であり、他の汚染除去の手立てを行ってもなお下がらない場合の指針として参考にする値です。2:パニックを懸念して拡散予想を公表しなかったということは最前線にいる福島県民を見捨てたということです。

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