『ブラック・クランズマン』(原題:BlacKkKlansman)は1970年代のニクソン政権時代の米国の人種差別の状況を黒人警官目線で描いたスパイク・リー監督の作品です。笑いを誘う軽い娯楽作品のノリで製作されているが、現在のトランプ政権との多くのカットバックが用いられ、風刺は明確です。第71回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。
1972年、コロラド州コロラド・スプリングズの警察署でアフリカ系アメリカ人(黒人)として初めて警察官に採用されたロン・ストールワースが、ブラック・パンサー党の演説会への潜入、白人至上主義団体クー・クラックス・クラン(KKK)支部への潜入などを行う様子が「セルピコ」や「大統領の陰謀」風に描かれます。
シャフト旋風やクレオパトラジョーンズなどの当時のブラックスプロイテーション(Blaxploitation:1970年代前半にアメリカで生まれた映画のジャンル。主に郊外のアフリカ系アメリカ人をターゲットに作られたエクスプロイテーション映画)のポスターやシーンが挿入されています。
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