2025年5月10日土曜日

ワーカホリック

《work(仕事)とalcoholic(アルコール中毒)との合成語》
家庭や自分の健康をなおざりにしてまで、仕事をやりすぎる状態。また、その人。働きすぎの人。仕事中毒。1970年代に米国の作家オーツによって作られた語。「ワーカホリック―働き中毒患者の告白 (1972年) 」
「仕事が好きだから」とか「仕事にやりがいを感じるから」という理由ではなく、「自分では望んではいないのに、衝動がわきあがってくるから、やむなく仕事に取り組んでいる」という状態をいいます。ワーカホリズムが「衝動に押されて強迫的に働く状態」であるのに対して、バーンアウト(燃え尽き症候群)とは、「心身ともに疲れ切って仕事への意欲が激減または喪失してしまう状態」をいいます。
頑張りが結果に直結する実感が達成感となる。達成感が大きな報酬・アウトカムになる。それがワーカホリック循環が生まれる仕組みである。この状態が独り歩きして止まらなくなる。経営者であれば業績向上のために働くことは決して悪いことではないでしょう。逆にセーブすると組織の存続に関わる自体もありうるでしょう。
仕事に強迫的に取り組むという状況に陥っているワーカホリックな人ほど、ストレスを管理できずにため込んでしまうため、バーンアウトしやすいと言われています。ワーカホリックは悪いイメージのある言葉ですが、結局のところ個人の価値観が反映されるべき状態でしょう。
現在の「働き方改革」の対象となっている職種はワーカホリックに陥りやすい仕事内容と思います。この状態が技術や知識習得には大変重要なオンジョブトレーニングだと思うのですが・・・。

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