2021年12月31日金曜日

昔「サイコ」を見たのは小さなモノクロテレビだった

高校生の時にNHKでヒッチコックのサイコを見たときの衝撃は強烈だった。事前の知識もなく、タイトルに惹かれて見始めた。ジャネットリー主演の犯罪サスペンスものだと思って観ていたら、中盤で大きく転調する。これを何も知らずに経験できたのはとても贅沢である。そのとき見たのは自宅の小さなモノクロテレビだった。それでも衝撃だった。もちろんモノクロ映画なのだが記憶の中では真っ赤な血の映像が残っている。器じゃないんだなあと思う。たまたま遭遇できた幸福な出会いであったと思う。最近はアマゾンプライムで懐かしい映画が常にラインアップされている。昔の映画を見るには最高な環境になっているのだが、希少な出会いが亡くなっていることが残念である。

スキャンダル

トランプ大統領へのインタビューなど、現実の映像が役者の映像ときれいに繋がっており、スピーディな展開です。女性たちが放送局のセクハラ体質を訴えるというシンプルなストーリーです。メグ・ライアンが途中からノーメイクでTV放送に出演するという、ノーメイクのメイクが面白かったです。

2021年12月30日木曜日

映画 ギルティ

朗読劇やラジオドラマのように、警察の電話オペレーター室内だけでストーリーが進行してゆく。何かトラブルがあって取り調べ待ちの休職中の警官が、ボランティアでコールセンターの業務を行っているというベースが、さまざまなフライング的行動の非リアル感を帳消しにしてくれている。
最後に、全てドッキリでした、みたいな「スパイ大作戦」的などんでん返しがあるのかとまで想像させてくれます。

2021年12月29日水曜日

ストーリーオブマイライフ

ストーリーオブマイライフ。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(ストーリーオブマイライフ わたしのわかくさものがたり、Little Women)、2019年公開のアメリカ映画。ルイーザ・メイ・オルコットの小説『若草物語』(1868年)が原作。女性が仕事を選ぶ、あるいは、家庭から外に出るということが認められなかった時代に、オルコットが本当に描きたかった結末を、という視点から描いている監督グレタ・ガーウィグ、主演シアーシャ・ローナン。

2021年12月27日月曜日

『ザ・レポート』

『ザ・レポート』(原題:The Report)は2019年公開のアメリカ映画。日本未公開、Amazonプライム・ビデオ配信。
9.11テロ事件以後のブッシュ政権下でのCIAによる拷問と、次のオバマ政権下でのダニエル・J・ジョーンズの調査を描いた実話映画。監督スコット・Z・バーンズ、主演アダム・ドライヴァー。
アメリカ史の暗黒面の一つを明るみに出し、ある公務員が忠実に義務を果たそうとする姿を一切の誇張を抜きに描き出したと高く評価されている。CIAに雇用された心理学者のジェームズ・ミッチェル博士とブルース・ジェッセン博士の強化尋問技術と称した拷問の証拠を暴いていく困難さを描いている。
現在公開中の「モーリタニアン 黒塗りの記録」監督:ケビン・マクドナルド出演:ジョディ・フォスター、ベネディクト・カンバーバッチと 時と内容が酷似している。調査を始めたアダム・ドライヴァーが目にしたものも「黒塗りの記録」であった。

2021年12月26日日曜日

音楽

音楽(2019年製作の映画)上映日:2020年01月11日上映時間:71分
アニメ映画。いわゆるヘタウマ的な画風で全編描かれているが、モーションキャプチャーしたような「人物の何気ない滑らかな動き」が秀逸でした。歩き方や小さなしぐさが再現されていて微笑ましい。

2021年12月24日金曜日

白土三平「ワタリ」

週刊少年マガジンで連載された。全三部構成。単行本は全7巻。「第一部」が 1965年(昭和40年)から1966年(昭和41年)に、「第二部」が 1966年(昭和41年)に、「第三部」が 1967年(昭和42年)にそれぞれ執筆された。
時代は天正年間、伊賀の里。天正伊賀の乱を背景に、第一部・第三の忍者、第二部・0の忍者、第三部・ワタリ一族の3つのストーリーが語られる。
言葉には「ニュース」などのカタカナ英語がふんだんに用いられており、どのように表記しても当時の言葉を再現しているわけではないという、言葉のリアリズムに対する白土の姿勢が強く感じられる。
この漫画の主題は「集団を支配する手段」である。3の次が0。集団を反目させる、あるいは、共通の仮想敵を置く、洗脳など、様々な戦略が語られる。こんな内容を少年誌で書いていたのである。おそるべし。