久しぶりにJAの直売所に行ったら、客がまったくいませんでした。いつも人が溢れていた直売所です。こんな姿を見たのは初めてです。現在の農産物に対する東京電力原発事故の影響をまざまざと実感させられました。
入り口には許可されたもののみ販売している云々の但し書き、個々の野菜には「基準値以下」という表示が記されていました。
しかし、例えば500Bq/Lという基準値以下である場合、0かもしれないし、499かもしれないわけです。飲食物の汚染の場合は体内蓄積をできるだけ減らしたいわけですから、消費者の健康を思えば数値を表示すべきです。しかし、数値を出せば、その数字のために購買が左右されます。
そういう訳で、「基準値以下」という言葉でひとくくりにする。結果として消費者は産地で判断することになるのではないでしょうか?
「風評」は中途半端な情報開示によって作り出されているように思えます。
まず、行政(あるいは国と東電関係者)は数字の意味をきちんと説明すべきです。これでは放射能をまき散らされた地域の生産者や消費者に丸投げでしょう。
誠実な「信頼」を築くことが第一段階ではないでしょうか?
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