2018年7月29日日曜日

言葉の定義

TVの気象情報で、「今夜から明朝にかけて、西日本と東日本で大雨になるおそれがある」云々と言っていたのを聞いて、全日本あるいは全国と言えばいいのにと思ったので、調べてみました。
ウィキペディアによれば「東日本(ひがしにほん、ひがしにっぽん)は、日本を大きく分ける時に使用される語で、日本の東半分を指す。対義語は西日本。」とのこと。すなわち、両方であれば全国です。
「ただし、法令などで定められているものではなく、その範囲も明確ではない。」が、「一般には北海道・東北地方・関東地方を指す。」とのことです。
「広くは中部地方も含め、狭くは北海道のみを「北日本」さらに狭くは東北地方も「北日本」に含め、関東地方および中部地方のみを指す場合もある。」とのことですので、ずいぶんグレイな表現です。
ちなみに東日本大震災は、発生当日、気象庁が「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」と命名し、これに対し、メディアや組織・団体が、「東日本大震災」や「東北関東大震災」などの呼称を任意に用いていたとのことです。同年4月1日に、日本政府は持ち回り閣議で、当地震によってもたらされた災害(震災)を指す名称を「東日本大震災」とすることを了解し、菅直人内閣総理大臣が平成23年度予算成立を受けての記者会見で発表、これ以降、地震そのものを指す「東北地方太平洋沖地震」と、それによってもたらされた災害を指す「東日本大震災」という二つの用語ができたそうです。現在では、地震そのものについても「東日本大震災」の名称を用いることが多い印象です。
ウィキペディアを読み進んでいたら、天気予報についての言葉の定義が書いてありました。「気象予報では、北日本・東日本・西日本の3分類になっており、東日本は関東甲信・北陸・東海(三重県も含む)を指し、北海道・東北は北日本とされている。」先のアナウンサーの表現で正しかったのですね。すなわち、北海道・東北を除いた地域ということです。
天気予報では様々な用語が定義されていますが、聞かされている我々がその定義を知りません。言葉の印象で受け止めているのが現状です。物差しを用いているならば同じ物差しを理解していなくてはいけませんね。

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