2018年7月10日火曜日

第10回 福島県肺癌研究会


2018年7月7日 郡山ビューホテル

超高精細CTによる末梢肺結節の到達気管支の検討
大原綜合病院 画像診断センター 森谷浩史 村松 駿 鈴木雅裕
【背景】超高精細CTUHRCT)は検出器サイズを従来の1/4にすることで高空間分解能を実現したCTである。先行検討では従来と比較して3-4分岐末梢まで気管支を描出できたと報告されている。
【目的】末梢肺結節の到達気管支描出について検討を行う。
【使用装置】超高精細CTAquilion Precision。従来型HRCTAquilion ONEAquilion PRIME
【撮影方法】超高精細モード:SHRslice厚:0.25mmscan方法:helical、焦点サイズ:S2matrix: 1024
【検討方法】経過観察中に従来型HRCTUHRCT とで撮影を行った末梢肺結節の到達気管支描出を比較。
【結果】UHRCTでは小葉細気管支および終末細気管支(細葉細気管支)が明瞭に描出された。従来型HRCTと比較して結節まで連続して気管支を描出できる症例が多かった。
【まとめ】UHRCTは中枢気管支から小葉内細気管支まで連続して気道内腔を描画できる分解能を有する。小結節への経気管支的誘導の確実性が高まることが期待される。

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