今年も挑戦しました。やりたいこと、知りたいこと、不思議に思っていることなどを、プレゼン資料にしておければ、実利性のある活動になります。
RSNAの登録フォーマットである「短い英文抄録と5枚のスライド作成」は頭の体操・プレゼンの筋トレに打って付けです。
1.肺血流CTについては昨年も発表しましたので、さらに深化させた内容に纏めました。なるべく簡便に、通常の撮影済みデータからも行えるように考案しました。研修医の遠藤先生にも臨床応用部分をお願いしました。
2.呼吸CTテーマについては何某かは出し続けなければと思っています。吸気・呼気CTについて、肺葉切除後の評価を目的にまとめました。この内容で、5月末の呼吸器内視鏡学会でランチョンセミナーとポスター発表を行いますので、いずれにしても連休中に完成してしまわなければならないテーマです。
3.肺小結節の画像診断は、ECR・RSNAと継続して行っているテーマです。今回は6月にVERSUS研究会で造影CTについてのセミナーを行いますので、造影視点で整理しました。
4.胸部X線写真上の非病的所見は、連休明けの医師会講演会で話す内容ですので、CT画像から作成する3次元画像を中心に纏めました。
5.低線量CTの違和感については、以前から「ノイズは減ったが違和感がある・・・」といった表現があり、何が違和感として感じられるのかを数値化できないかと思っていたので、新しいテクスチャ解析ツールを使って、テクスチャパタンをRADIOMICSの手法で定量化してみました。
6.骨梁パターンについてもテクスチャパタンをRADIOMICSの手法で定量化してみました。
7.最低線量CTは胸部写真より被曝を低減できるため、被曝の懸念なく検診・健診に導入できます。最近継続しているテーマです。過去にCT検診学会で発表しましたが、今回はこのデータから肺癌検出以外の各種健康指標を拾い出せないかという視点で纏めました。
以上、今回もいくつか纏めましたが、いずれも講演会などで必要なデータの作成です。どうせ、やらなければいけない仕事ですので、RSNAの締め切りを利用して自分を追い込むことで、一気にやれるので感謝しています。内容的には例によって薄っぺらなダメもとレベルですので、これから肉付けして本番への準備を進めます。学会としては、RSNAあるいは来年のECRに出せればと思います。