2026年3月25日水曜日

阿部さんのたかが映画、されど映画 2026/02/17

阿部さんのたかが映画、されど映画 2026/02/17  桜の聖母 
第98回アカデミー賞 作品賞 2年前から10本ノミネート 製作費が少なくても作れちゃう 邦画が強い 今は 洋画は大作でもミニシアター系 
罪人たち 二十世紀前半のアメリカ南部 黒人 バンパイアホラー KKK復活 マイルズケイトン ミュージシャン ロバートジョンソン役 27歳で早逝 ミステリアス 悪い精霊を招き入れる 音楽 コミュニティ 世界の歴史 フィールドオブドリームス 大画面 大音響に映える 
ワンバトルアフターアナザー トマスピンチョン サリンジャーみたいな覆面作家  PTA 中年革命家 ブギーナイツ マグノリア 
ブゴニア 地球を守れ 韓国カルト リメイク ボゴニア 
トレインドリームス 1917 50年 地味 美しい 大河ドラマ 
センチメンタルバリュー 親娘 映画監督と舞台女優 
F-1 エンタメ 
フランケンシュタイン 過去のイメージと異なる 北極で創生者を問い詰める 
マイティーシュプリーム 卓球選手 アイドルからクソ男へ 
ハムネット シェイクスピアの息子 妻の話 エターナルズ ノマドランド スピリチュアル 偶然 ユング哲学 
国際長編映画賞 シンプルアクシデント 偶然 死と乙女みたい 熊はいない ヒンドラジャブの声 ガザの子供を救おうとするボランティアたち 反米映画 シラット レイブパーティ 音楽演奏から共和国的な同胞化 
シークレットエージェント ブラジル 1977 軍事政権下のブラジル モーターサイクルダイアリー ペンギンレッスン 革命する大地 アルゲンチーナ1985 100人の子供たちが列車を待っている 最初の年 アメリカが南米に対して何をしているか マドロ拉致 映画鑑賞 
セプテンバーイレブン 11人の監督 9分11秒 オムニバス映画 ケンローチ 25年前の映画 チリ アジェンデ政権の911の遠因があるのではないかと ニクソン政権時代 ピノチェトクーデター 日本で報道されず 映画で語る コスタガブラス 戒厳令 ミッシング 
アニメ アメリと雨の物語 1960 神戸 チューブな形而上学 アメリーノートン 
K-popガールズ デーモンハンター 
アルコ どんなメッセージなのか 長編ドキュメンタリー 

以下は阿部さんの個人的なおすすめ映画 
みんなおしゃべり クルド人 流浪の民 コミュニケーションの問題 面白い 言葉 人工内耳 聴覚障害 私たちの話し方 人工内耳 愛が聞こえる 
終点のあの子 炎上 マテリアリスト パストライブス 父と家族とわたしのこと 

映画鑑賞 100人の子供たちが列車を待っている 
チリ 73年アジェンダ以降 動く映像という 根源的な映画の面白さ 
巨大スクリーンに投影された顔のアップ 立ち見の混雑の中で 途中から見て途中まで 
子供の反応 ドキュメンタリー 映画の持つ洗脳パワー 無垢な子供たちのはしゃぎぶりや笑顔 情操教育 

NHKでアカデミー賞授賞式の生中継  録画して見ました  ワンバトルアフターアナザーとシナーズが多くの部門で受賞しました。ノミネート作品をすべて事前に知っているので、見ていてよくわかります。レクチャーを受けていて感謝です。早速、ワンバトルアフターアナザーとシナーズを見ました。最近はネットで最新作も見れてしまうので感謝です。

たかが映画、されど映画 
桜の聖母短期大学で開かれた阿部さんの講演会「たかが映画、されど映画」を聴いた。 映画好きには、たまらない二時間だった。 
まず印象に残ったのは、第98回アカデミー賞の話である。 作品賞は二年前から十作品がノミネートされるようになり、以前よりも多様な映画が評価されるようになったという。 巨額の製作費をかけた作品だけではなく、比較的低予算でも優れた作品が世界中から選ばれる。 その流れは日本映画にも追い風となり、いまや邦画の存在感は決して小さくない。 一方で洋画は、超大作だけでなく、ミニシアター向けの個性的な作品が目立つようになった。 
講演では、これから公開される作品が次々に紹介された。 『シナーズ』は、二十世紀前半のアメリカ南部を舞台にした黒人文化とバンパイア・ホラーを融合させた異色作である。 ブルースの伝説的ミュージシャン、ロバート・ジョンソンの逸話や、KKKの歴史まで織り込みながら、音楽と共同体、そして歴史を描いていくという。 私は『フィールド・オブ・ドリームス』を連想したが、阿部さんの話を聞いて、やはり映画館の大画面と大音響で体験すべき作品なのだと思った。 ポール・トーマス・アンダーソン監督の『ワン・バトル・アフター・アナザー』も楽しみである。 トマス・ピンチョン原作というだけで興味をそそられる。 サリンジャーのように姿を見せない作家と、PTAことポール・トーマス・アンダーソンが組む。 『ブギーナイツ』や『マグノリア』を撮った監督が、中年の革命家をどう描くのか。 公開が待ち遠しい。 『ブゴニア』は韓国映画『地球を守れ!』のリメイク。 『トレイン・ドリームス』は五十年にわたる一人の人生を描く静かな大河ドラマ。 『センチメンタル・バリュー』は映画監督と娘である舞台女優との物語。 『フランケンシュタイン』は、これまでの怪物映画とは異なり、原作小説に近い形で、創造主と被造物の対話が描かれるという。 作品紹介だけでも映画祭へ来たような気分になる。 さらに印象的だったのは、国際長編映画賞候補の紹介だった。 イランの『シンプル・アクシデント』は偶然から始まる物語で、『熊は、いない』や『死と乙女』を思わせるという。 偶然というテーマは、近年の映画で何度も描かれているように感じる。 人の運命は計画ではなく、偶然によって大きく動く。 それは私が最近観た映画にも共通していた。 
阿部さんの話は、映画そのものだけでは終わらない。 チリのクーデター、ブラジル軍事政権、アルゼンチン、ガザ地区……。 映画を入口に歴史や政治へ話が広がっていく。 『セプテンバー11』というオムニバス映画では、アメリカ同時多発テロだけではなく、一九七三年九月十一日のチリ、アジェンデ政権崩壊との対比が語られる。 ニクソン政権、ピノチェト政権、そしてアメリカの中南米政策。 日本ではあまり報道されなかった歴史も、映画は静かに語り継いでいる。 だから映画は面白い。 娯楽であると同時に、歴史の教科書にもなる。 
講演の最後に紹介された『100人の子供たちが列車を待っている』の話も忘れられない。 巨大なスクリーンで初めて映画を見る子どもたち。 物語よりも、スクリーンそのものに歓声を上げ、笑い、驚く。 映画の原点とは何か。 それは動く映像を見る驚きなのだろう。 無垢な子どもたちの表情を見ているだけで、映画という文化が持つ力を改めて考えさせられる。 
講演を聴いた数日後、NHKでアカデミー賞授賞式を録画して見た。 阿部さんが熱く語っていた『ワン・バトル・アフター・アナザー』や『シナーズ』が多くの部門で受賞していた。 講演を聴かなければ、ただ結果だけを眺めて終わっていたかもしれない。 映画は一本ずつ観ても楽しい。 しかし、その背景にある歴史や文化、監督の思いを知ると、一本の映画が世界へつながっていく。 「たかが映画、されど映画」。 阿部さんの講演タイトルは、そのまま映画という文化の本質を表しているように思えた。映画は二時間ほどの娯楽でありながら、私たちを世界や歴史、そして人間そのものへ導いてくれるのである。

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