2017年8月8日火曜日

カメラ万年筆

フランスのヌーベルバーグ時代に提唱された映画理論。
当時、映画制作は多大な人手と資本とが必要であり、映像作家は巨大資本の意図に沿って映画を制作せざるを得なかった。しかし、手持ちカメラなどの手軽な道具の出現に伴って、ペンで文章を書くのと同じくらい、作家が道具や出資者の意向に制限されることなく、自己を自由に表現できるメディアになっていくだろうと予言したことによる。
現在は手持ちカメラどころかポケットに入る映像機器がきわめて安価に出回っている。
4Kビデオを撮影できるスマホを多くの人が持ち歩いている時代である。少なくとも費用面からの規制が撤廃されていることから、自由な表現が可能になった反面、玉石混交の雑多な情報が世界に流布している。画像・映像の真偽を判断する目とユーザの倫理感が受け手側に求められる時代になったともいえる。

2017年8月2日水曜日

第2回 MRI勉強会

さる6月30日(金)17時より、「MRIの基礎」というタイトルで勉強会を開催しました。フィリップスの中村さんからたいへんわかり易いレクチャーをしていただきました。この勉強会は月一回のペースで行っているMRI基礎講座の2回目です。
久しぶりに、スピンの話やk空間の話をお聞きでき、リフレッシュされました。

2017年7月27日木曜日

SAMI AI 人工知能 神の領域

SAMI 2017に出席。この研究会は放射線科全領域の臨床および研究の最新動向について各エキスパートがレクチャーするという、とんでもなく贅沢な会です。各レクチャーは10分から20分程度で構成されています。
そして、ここ数年間に大きな進化が予想される「AI」について、特別講演を設定するという点も大きな特徴です。
おそらく、画像診断の検出と鑑別のノウハウはAIにより自動化・高精度化され、診断医の出る幕は少なくなってくるのではないかと思わされました。当院でも、いくつかの診断支援ソフトを使っていますが、現状ソフトの精度はともかくとして、とにかく律儀に所見を拾ってくれます。機能が向上すれば、再現性が良くなり、現在のような個人によるブレは明らかに減るでしょう。
そう遠くなく、放射線科医の代わりにAIによるコンサルトを選ぶ病院も出てくるのではないかと思います。 このような、技術革新の流れの中で、放射線科医の生き残るすべは、AIを成長させる役割を担うだけの解剖・生理・病理・予後などの「真実をfeedbackできる能力」をどれだけ持つか、によるのではないかと思います。
SAMIの終了後、ちょうど大阪で開催されていたブリューゲルのバベル展を見てきました。細密画のような超高精細画像は大いに魅力的でした。細部が精密に構築されながら、全体として微妙に歪み、不安感が漂う構成は、つい聞いてきたばかりの「AI」と関連付けて考えてしまいました。
だれでも無料でAIを使える時代には、しばらく時間がかかるでしょう。施設ごと、メーカごとに育てたAIが競い合う時代が続くかもしれません。deep learningのための正しい餌・現実的な餌を準備し、AIを育てることが個々の画像診断医の役割になるのではないかと思います。

4年前のCTサミットで呼吸動態CTの特別講演をさせていただきました

4年前の平成25年7月27日 笹川記念館。CTサミットの特別講演を担当させていただきました。
当日は終了後、雨に降られたりしましたが、実は同日に花火大会も開催されていたようです。
そろそろ、7月末です。懐かしい思い出ですが、あの頃からあまり進歩していない自分を反省しています。
とはいえ、多くの技師さんたちに呼吸動態CTの基礎的なエビデンス作りをお願いして、さまざまなデータが出てきていますので、たいへん楽しみにしています。
7月は毎週研究会が連続していますので、なるべく機会をみてさまざまな領域について勉強したいと思います。

2017年7月24日月曜日

AIMS Cardiac Imaging 2017

AIMS Cardiac Imaging 2017。岩手医大の吉岡先生がプログラムされた内容です。
5月27日 14:30-18:10。ザ・セレクトン福島でwebセミナーとして実施されました。
FFR-CT 狭窄と虚血。流体力学的評価。オンサイトCT-FFRは心サイクル中の形態変化を見る。心サイクル中に血管変形する。簡便であるがゆえに有病率の低い集団を対象とするため偽陽性が問題となる。カットオフ値が重要となるだろう。
4DフローMRI 現状では5分ないし30分かかる。螺旋流が分かる。渦流がわかる。逆流がわかる。渦流マップ。
血管内視鏡による大動脈プラークスクリーニング。大動脈解離リスク。
心臓血管外科領域。「心臓血管外科における血流解析の最前線」 関東労災病院 華山直二先生。血流解析。圧格差を見る。急激な狭窄となだらかな長い狭窄。圧格差によるエネルギー損失。大きなエネルギー損失(血流のエネルギー損失)があると解離のリスクになる。
「血流の画像」をテーマとして、約半日、ホテルに缶詰めになりました。首都圏まで移動する必要がないため、時間が有効に使えるし、気兼ねなく自由に燃料補給しながら、じっくり聴講できるのでwebセミナーは魅力的です。
2日連続で岩手医大の先生がたの先端的なお話をお聞きしました。

2017年7月22日土曜日

部内勉強会 7月14日

胃二重造影法について 町田拓郎 技師。
脳血管障害の画像診断 研修医 渡辺先生。

2017年7月18日火曜日

第25回 日本乳癌学会学術総会 参加報告

今回7月13日㈭~7月15日㈯の3日間、福岡県のマリンメッセ福岡・福岡国際会議場で行われた日本乳癌学会学術総会に参加してきました。
今、乳腺外来で乳がん検査から治療、その後までを勉強させていただいています。今回はその勉強もかねて参加してきました。
午前中から画像診断セミナーを中心にマンモグラフィーや超音波の画像の読影に参加してきました。最終日に画像についての解説が行われ答え合わせをすることができました。
セッションは乳がんの治療に対してや、検査内容の報告、薬の使用報告など、私にはまだまだ難しい内容が多かったです。
ポスター展示では、医師、看護師以外のコメディカルによる報告も多く一番の興味どころでした。マンモグラフィのトモシンセシスの有用性や2Dと3Dとの比較、検査に対する患者アンケート報告、市民検診の検査報告。マンモグラフィ以外でもCTの造影検査の検討、MRIの治療方針決定へのアプローチ報告などありとても勉強になりました。
マンモグラフィの機械も新調したところなので、今後以前の機械との比較やトモシンセシスの使用方法など検討していこうと思いました。
今回の学会での情報などを共有しながら、さらにマンモ検査の技術向上を図りたいです。
とても刺激を受けることのできた学会でした。
参加させていただき、ありがとうございました。 (A.S)