2015年7月27日月曜日

仮想気管支鏡 BFnaviの論文が公表されました

 岐阜医療センターの浅野先生の論文 Virtual Bronchoscopic Navigation Improves the Diagnostic Yield of Radial-Endobronchial Ultrasound for Peripheral Pulmonary Lesions with Involved Bronchi on CT Intern Med 54: 1021-1025, 2015 が発行されました。

 CTブロンクスサイン陽性の肺結節に対する、prospectiveな無作為化比較試験で、navi群が有意に診断率を高めることが証明されました。












その陽性率は約95%であり、 坪井栄孝先生の末梢病巣擦過法の診断率 93%~96%に到達する数字です。当時、たくさんの追試が行われましたが、坪井先生のoriginalの診断率を超える報告はありませんでした。その原因は、坪井先生の卓越した技術によるものと言われていました。
今回の論文の診断率は、BFnaviを使うことで、(卓越した技術者でなくとも)坪井先生に近い到達率が望めるということが言える、素晴らしい数字だと思いました。
そういう意味でも、感無量の論文です。

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