2017年10月17日火曜日

医学部の大罪

医学部の大罪 (ディスカヴァー携書)2013/11/29  和田秀樹
医学部は、付属の大学病院とともに、臨床、研究、教育の三つの機能を持っている。そして、現在、そのいずれにおいても一流とは言えない。それどころか、医学・医療の進歩の最大の抵抗勢力となっている。しかし、医学部が変われば、先端医療立国となることも夢ではない。その日に向けて、これまで誰も書かなかった医学部の22の大罪を、全国の大学病院を敵に回す覚悟で、あえて問う! と過激な宣伝文言ですが、内容は一般的です。

●ガン検診の普及でガンが増える不思議 ●老年医学専門医の少ない県ほど寿命が長い!? ●胃カメラも扱えない消化器専門医 ●メタボブームのインチキはなぜ起こったか? ●乳房温存療法が15年も遅れた理由 ●薬害エイズ普及の遠因 ●年収1500万円でなぜ豪邸がもてる?  

若手医師の勉強術に関する著作と思って読み始めたら、まったく違っていました。循環器薬の臨床試験に関する不正などが次々に露呈している実態を考えながら、ふむふむふむと納得しながら一気読みしました。

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