2017年9月17日日曜日

第17回 県北MDCTカンファレンス

平成29年9月30日 サンルートプラザ福島において開催されます。
内容はプログラムのとおりです。
いよいよ時間分解能を極めるための知識習得が必要であると実感させられますね!

2017年9月15日金曜日

最新のフィルムデジタイザ

新しいArray社製フィルムデジタイザを使用中です。
この装置は AOCと組み合わせ、スキャン画像をDICOM通信でイメージサーバーやイメージャに送ることができます。
PACSへ画像を送り、モニターで観察できることは一般的機能ですが、画像分割機能が組み込まれているので、マルチイメージフィルム(1枚に複数のコマが配置されたフィルム)をスキャンする場合に、自動的に画像を各コマに分割して取りこみます。位置合わせして表示できますので、通常のCTやMRI画像と同様に画像をめくっていくことができます。
これは、素晴らしい機能です。以前の装置はフィルム1枚として取りこむことしかできませんでしたので、過去の画像との比較はとても大変でした。コマ分割機能は、そこそこ過去画像とも比較できます。
結構、この機能だけでも地域の医療機関の希望によっては使っていただけるのではないかと思います。


2017年9月13日水曜日

伊丹十三 エッセイ集

伊丹十三 ヨーロッパ退屈日記 女たちよ! 再び女たち女たちよ! いずれも新潮文庫。

2017年9月9日土曜日

アルチンボルド展

8月6日 国立西洋博物館で開催されているアルチンボルド展を見てきました。
いわゆる隠し絵・だまし絵を格調高く仕上げた作品が多数展示されていました。絵を構成する一つ一つの要素と俯瞰した際に見える全体像の乖離の面白さ・・・、この、虫の目と鳥の目の関係は画像診断における形態診断の危うさをも言い当てているようにも感じます。
とは言え、徹底した遊び心に圧倒されました。

2017年9月6日水曜日

院内感染対策セミナー 抗菌薬を大事に使おう!

9月1日 院内感染対策セミナー。国立国際医療研究センター 忽那賢志 医師の講演を聴講。インドで耐性菌の占める割合が高いとのお話が印象的であった。その原因として、町の薬局で安く薬剤が入手できるとのこと。製造は国内のメーカが安価に行っているとのことであり、安易に使い過ぎた結果として耐性菌が増えているとのことであった。
9月3日 朝日新聞 日曜版 GLOBEの特集が薬価であった。ここでもインドが注目されていたが、視点はまったく反対であった。インドは安価なジェネリック薬(後発薬)を開発し、貧しいアフリカの国々などに輸出。エイズなどに苦しむ途上国の多くの人命を救ってきた。それ故、「途上国の薬局」と呼ばれているという。かつて、新薬を開発した先進国メーカが、 高額な価格設定や特許料により、結局は安易に使えないという問題がエイズ薬の際に批判された。その問題に対抗する社会的・人道的対応として称える記事であった。ジェネリック推進の記事でもある。
わずか、3日間でまったく正反対の評価を聞いた。安易に使える環境を是とするか否かは、耐性菌という観点から、目の前の生死の観点から、医療費の観点から、わけて理解しなければならないと考えさせられた。

2017年9月4日月曜日

SSDEを考慮したスリガラス濃度結節の検出能の検討

滋賀医大 永谷先生の320列ADCTに関する論文が出版されました。
超低線量CTによるスリガラス濃度結節の検出に関するAIDR3D導入による有効性の検討に関する研究です。
検出能をSSDEの視点から検討し、低線量CTにおいて必要とされるSSDEを提唱しています。
ALARAの原則から、診断可能な最も少ない線量が推奨されていますが、この論文はCT検診の際の適正な線量設定の一つの考え方となるでしょう。

SSDEとは:体格差を考慮した線量指標として、American Associations of Physicist in Medicine(以下AAPM:米国医学物理学会)が考案した、患者体型を考慮したCT被ばくの推定値であるSize Specific Dose Estimation(以下SSDE)が用いられています。 CTDIvolがサイズを規格化したファントムの値を用いる指標であるのに対し、SSDEは患者スライス断面を用いて計算される線量値です。

Sub-solid Nodule Detection Performance on Reduced-dose Computed Tomography with Iterative Reduction
Comparison Between 20 mA (7 mAs) and 120 mA (42 mAs) Regarding Nodular Size and Characteristics and Association with Size-specific Dose Estimate
Yukihiro Nagatani, MD , Masashi Takahashi, MD , Mitsuru Ikeda, MD , Tsuneo Yamashiro, MD , Hisanobu Koyama, MD, PhD , Mitsuhiro Koyama, MD, PhD , Hiroshi Moriya, MD, PhD , Satoshi Noma, MD, PhD , Noriyuki Tomiyama, MD, PhD , Yoshiharu Ohno, MD, PhD , Kiyoshi Murata, MD, PhD , Sadayuki Murayama, MD, PhD for the show investigators of ACTIve study group
Academic Radiology, Volume 24, Issue 8, Pages 995–1007

2017年9月3日日曜日

第11回SCCT研究会参加報告 村松 駿 技師

第11回SCCT研究会参加報告
今回,僕はSCCT研究会に参加してきました.この研究会は,朝9時から夕方18時まで一日かけて心臓CTについてのみディスカションする研究会になります.第9回から参加し,昨年の第10回では発表もした思い出ある研究会です.

今回のテーマは,「FFR」と「Perfusion」についてでした.
心臓CTは,虚血性心疾患診断において陰性的中率が高いことから,心臓CTで疑わしい病変がなければ心配なしと,除外診断に使用されてきました.反対に,陽性的中率は60〜80%とあまり高くないのが現状であります.
現在,CT-Perfusion検査は,CT室内で薬剤投与をし,負荷させた心筋を撮影することで,数多くのエビデンスがある心筋SPECT同様の結果がでたと報告されております.また,CT-FFRでは薬剤負荷なしで,数値流体力学からFFR値が算出できると報告されております.どちらも,未だどの施設でもできるわけではないが,当院のような核医学検査がない施設では,CTのモダリティ1つで形態的・機能的な情報が1度の検査で得られるメリットは大きいと感じました.
心臓CTに,形態的評価のみでなく機能的評価も求められるようになり,さらなる勉強が必要だと改めて感じた研究会でした.
一般財団法人大原記念財団付属大原医療センター 村松 駿