2011年6月4日土曜日
原子力災害被ばく県の放射線科医として
雑誌 インナービジョン 2011年5月25日発行 2011年6月号 Vol.26,No.6。
編集部からご依頼いただきましたので、今回の震災から始まった原子力災害の影響について、現場の一放射線科医が見聞きしたことを原稿にまとめさせていただきました。ばたばたと集めた薬剤や情報網など、いろいろな備えが使われることなく収束してしまうことが何よりだと思います。
いつもながら下手な文章で恐縮ですが、当時、何を考え、何をしていたかが、すでに自分の中でも遠い記憶のようです。機会がありましたら、ご覧ください。
緊急特集 ドキュメント:東日本大震災&福島第一原発事故
放射線医療関係者の対応と役割 ─活動の記録─
●東日本大震災・福島第一原発事故の主な動き(2011年3月11日~5月20日)
I 地震の被害とその後の対応,復旧状況について
─モダリティ,ITインフラ,情報システム系を中心に
1.被災地からの報告
・東北大学病院─検査装置,診断全般について 高瀬 圭
・東北大学病院─ITインフラ,情報システム系を中心に 坂本 博
・大原綜合病院,仙台厚生病院─原子力災害被ばく県の放射線科医として 森谷浩史
・宮城県対がん協会 がん検診センター─地域医療の現状と今後について 渋谷大助
・日立総合病院─ITインフラ,情報システムも含めて 入江敏之/鈴木達也
・岩手医科大学附属病院─岩手県での東日本大震災への対応 江原 茂
2.計画停電の影響と対応,課題
・山梨大学医学部附属病院─災害派遣医療報告も含めて 坂本 肇/佐野芳知
・北里大学病院─当院における計画停電への対応 鈴木直二/井上優介
3.関連学会,団体の動きについて─学術集会の開催状況と震災への対応 (編集部)
4.関連企業の対応について─
義援金(寄付),被災地支援(物資,サービス),サポート・メンテナンス体制など (編集部)
II 福島第一原発事故への対応について─専門家としての役割とは
1.放射線被ばく専門家からの報告:原発事故による放射線,放射性物質の影響について
・放射線医療専門家が果たすべき役割とは
実効線量の意義と限界について 大野和子
医療の放射線安全の経験から:福島第一原発事故の放射線・放射能への不安と風評被害 菊地 透
2.関連学会,団体の動きについて─一般に向けた情報発信の記録 (編集部)
3.放射線被ばく医療への取り組み
・福島県立医科大学附属病院─被災地の大学病院としての役割 遊佐 烈
4.放射性物質のスクリーニング・除染活動支援の報告
・日本放射線技師会─福島第一原発事故への対応について 中澤靖夫
・福島県放射線技師会─震災直後の連携と緊急被ばくスクリーニングへの取り組み 鈴木憲二
・国立がん研究センター─放射線サーベイ支援の経験より 伊丹 純
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