2020年5月22日金曜日

エクスマキナ

エクスマキナ。2015年、アレックス・ガーランドの映画初監督作品。第88回アカデミー賞視覚効果賞を受賞。原題「Ex Machina」は、「機械仕掛けの神」を意味するラテン語「デウス・エクス・マキナ」から。
人か、AIかを鑑別することができるかというのが作品のテーマです。
「ブレードランナー」、フィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」、「AI」、メアリ・シェリーの「フランケンシュタイン」、「ウエストワールド」などを連想させるテーマを、シンプルにスタイリッシュに描いています。
「AI」に登場するホスト型ロボットのエピソードをスタンリーキューブリックが膨らませたらこんな風になるのかなあと思って期待してみていましたが、最後のまとめ方が想定範囲内でした。これでは、ただの「女の行動」ですね。「好き」「嫌い」はないとしても、「中にとどまる」「外に出たい」などの欲求が生じていたのか、興味深いところです。
従来のスタンドアロン型ロボットではなく、検索エンジン自体をAIとしたことが今風であり、検索エンジンがこのような行動をするヒト型AIを作ったと考えるとその存在は「神」 ということでしょうか?
結論:人かAIかを判断することが人にはできないようなAIを創造することはできるはず。

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