2,3か月前のJR東日本の雑誌に作家の浅田次郎氏が「日本の温泉全体を世界遺産登録に」と述べていました。温泉、布団、浴衣に丹前、日本料理・・・。古き良き日本文化の保存装置であると説いています。家庭でも、和室や障子・床の間も見かけなくなってきており、浅田さんの意見に賛成です。
しかし、現在の新型肺炎の蔓延により、旅行やリフレッシュ休暇などの移動を伴う行楽はしばらくの間、控えていなければなりませんので、温泉や旅館の経営はたいへん苦しい状況になっていると思います。
先日、兵庫県の木崎温泉の入浴制限の報道を目にしました。「新型コロナウィルス感染症防止のため、2020年4月27日(月)から当面の間、城崎温泉の全ての外湯は豊岡市民に限り入浴が可能となります。 豊岡市外からお越しになられたお客様は外湯に入浴できません・・・」。浅田氏の「世界遺産登録」という言葉をとても現実味をおびて思い出しました。
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