2011年7月10日日曜日
縮む福島県・・・ 住民が個人個人でがんばっています
10日の朝日新聞に、福島市民が線量の高い地域から市内で避難先を探しているという記事が載っていました。家の中で 0.8μSv/hであり、個人でできる除染を行ったが、まったく効果がないため、市内の別の地区に転居したといいます。その場所での室内の線量は 0.3μSv/hだそうです。
個人がこのような切羽詰まった行動を起こしているという事実は、そう珍しいことではありません。行政は「安全宣言」して長期間居住させたのちに「避難地域に設定する」ということを繰り返しながら危険地域を拡大してきています。こんなことを続けていたら、みんなが出て行ってしまうでしょう。
報道されたご家庭では、この転居によって、24時間室内を中心に生活している子供さんの今後一年間の積算線量は 4.38mSv 減少したことになります。
「危険性が証明されていないので安全だ」と、福島県は住民に幾度となく広報してますが、海江田万里の「安全宣言」のように、国からハシゴを外されないことを祈るばかりです。
朝日の1面トップの見出しは「縮む福島県」ですが、国に対しても住民に対しても目に見えた対策をおこなわない「福島県」は「縮みあがっている」ようにも「引きこもっている」ようにも見えます。
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