2011年7月13日水曜日

細野担当相「わずかに口にしただけでは大きな健康影響ない」


久しぶりに懐かしいフレーズを聞きました。お約束の文言で受けを狙ったわけではないのでしょうが、あまりにも、何が言いたいのかわからない表現です。以下、スポニチの記事です。
福島県南相馬市の農家が出 荷した肉用牛から放射性セシウムが検出された問題で、細野豪志消費者・食品安全担当相は12日の閣議後の記者会見で「一部をわずかに口にしただけで大きな 健康への影響が出るということではない。不安が増殖する形ではない情報発信や、評価をしていかなければならない」と述べ、冷静な対応を求めた。(2011年7月12日 11:33 スポニチ)
一部をわずかに口にしただけで大きな 健康への影響が出るということではない。ということは、一部でなければ・・・、わずかでなければ・・・どうなるのか? 一部でも、わずかでも、小さな健康への影響はでる? ということを否定できないということでしょう。これこそ、きわめて効果的に不安を増殖させているのではないでしょうか?
そもそも、肉用牛の飼料の管理を国や県はしていなかったのでしょうか? またしても「想定外」だったのでしょうか? 「想定外」という言い訳をする場合は、想定すべきだった責任者を明らかにすべきでしょう。
それは、さておき、一度、放射性物質をばらまいてしまった以上、何をしても減少させることはできないのですから、日本中・世界中に拡散していくのを待つしかありません。目を光らせている牛肉ですら、このように他県へ拡散していきます。暫定基準値などという科学的根拠のない数値をいくら、こねくり回しても、いずれ、また辻褄が合わなくなってきます。まず、全国に拡散したことを想定して、国民が国外避難しないような基準値を作ってしまった方がいいのではないでしょうか?
拡散させれば原発周辺の汚染は減少することになります。(海側へは、どんどん拡散していますが・・・)
原発事故後に多くの専門家が言っているように「たかが放射能汚染」です。
最近、60年代にたくさん作られた原爆映画をもう一度、見てみたくなりました。「博士の異常な愛情」、「フェイルセイフ、未知への飛行」、「渚にて」、「魚が出てきた日」などなど・・・。

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