2011年7月28日木曜日
生涯被曝線量
○asahi.com: 放射性物質が人体に与える影響を検討していた食品安全委員会の作業部会で21日、「発がん影響が明らかになるのは、生涯の累積線量で100ミリシーベルト以上」とする事務局案が示された。食品だけでなく、外部環境からの被曝(ひばく)を含む。
○NHK: 福島県の依頼で浪江町と飯舘村、川俣町山木屋地区の住民、122人の精密検査を行った放射線医学総合研究所の明石真言理事が、報道陣に明らかにした。内部被ばくは、122人全員が1ミリシーベルト未満で、このうちおよそ半数の 人からは、放射性物質が検出されなかったということです。もっとも多くの放射性物質が放出された時期から3か月以上たっていたため、放射線の量が半分に減 る「半減期」が8日と短い放射性ヨウ素は検出されず、検出されたのはすべてセシウムだったということです。明石理事は、「住民の内部被ばくは、事前に予想 していたより少なく、健康への影響は出ない量だった。と、「想定外に少なかった」ということです。
○セシウム137の半減期は30年ほど。体内に入った場合、生物学的半減期は子供で2か月ほど、大人で3か月ほどとのことです。
○文科省による来年3月11日までの積算線量推計値は、福島市光が丘 7.5mSv/h、南向台 13.6、東浜町 11.5、渡利 9.5、南矢野目 10.0、宮下町 7.6 など・・・。生涯累積線量の100mSvという数字は、具体的に到達時期を想定できそうです。避難地域にならない限り安全です、という話が、どうも、うまく整理できません。
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