フランスのヌーベルバーグ時代に提唱された映画理論。
当時、映画制作には多大な資本と人手が必要であり、映像作家は巨大資本の意図に沿った作品を作らざるを得ませんでした。しかし、手持ちカメラなどのテクノロジーの進歩に伴って、ペンで文章を書くのと同じように個人が自由に表現できるのものになって行きました。
現在は手持ちカメラどころかポケットに入る映像機器がきわめて安価に出回っています。一般の人がポケットに入る小型の映像機器を持ち歩き、自由にインターネットに発信できる環境にまで至っています。最近、時間分解能の実験に使えるかなと思って買ったコンパクトデジカメは秒間1000枚という高速度撮影が可能です。むかしNHKの教育番組で見たような高速度撮影やサムペキンパーの血しぶきが飛び散るスローモーション映像が、1万円程度の小型デジカメで撮影できると思うと、テクノロジーの進歩を今更ながら実感させられます。
(表示した動画は、しっぽを振って跳びついてくる愛犬と仙台厚生病院の福利厚生用の別荘の暖炉の炎です。)
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