2011年4月14日木曜日
画像診断センターの環境放射線測定値
放射性物質の汚染が新たな局面になってきましたので、福島市医師会のメーリングリストに「画像診断センターの環境放射線測定値」のURLを投稿させていただきました。
「わたしどものところでは、3月末にご厚意でサーベイメータをお借りできましたので 病院内外の放射線を定期的に測定しております。 測定値を院内およびツイッターで公表していますので、ご興味のある方はご覧ください。 測定は福島県内で汚染スクリーニングに携わった技師を中心に行っています。
以前から、福島市の県北保健福祉事務所の数値が福島市の代表値として行政から公表されていますが、現在はほぼ 2μSv/hです。福島医大からのリアルタイムの数値はさらに低値です。 しかし、数日前に公表された福島市内の小中学校の数値は 5μSvと、従来の行政値と比較して倍以上でした。
確かに、同じ地区であっても場所により大きく異なることを私たちも経験しております。そうすると福島市の行政値は少なめの数値を代表値にしているのでしょうか?
ちなみに、私どもの測定値は単位がcpmですので、100から120で除すと、μSvに換算できるといわれております。 」
さっそく、先生方から情報をいただきました。 行政などの測定値がさまざまなところに公表されています。
「情報、ありがとうございました。いろいろなところに行政の計測値があるのですね。しかし、とにかくわかりにくいと思います。それぞれが、別々に放り出されていて説明も解釈も測定法についての凡例もなく、ただ数字だけが丸投げされていると思います。
そして勝手に比較しろと言わんばかりに自然放射線やエックス線検査の線量が列記されています。これで、説明責任を果たしたつもりでしょうか? 行政やこられの公的機関には説明責任はないのかもしれませんが・・・
こんなふうに、もし医師が患者に検査結果を数字だけ丸投げしたら、すぐにクレーマーにかみつかれるでしょうね ・・・」
一貫して危険な数値ではないと言っておいて、今回、いきなり積算値をもとに新たな線引きをしてしまった訳ですので、あまりにも説明不足・納得を得るための努力不足と思います。
政府こそ、他のたくさんの隠し玉をオープンにして、「科学的に、冷静に対応すべき」と思います。
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