2016年 平成28年度のAi研修会を日本医師会で受講して5年経過しました。本駒込の日本医師会館で受講しました。懐かしい思い出です。その後、当院でも院内発生事例や警察依頼のAiが多数撮影されています。 2018年からは超高精細CTを用いたAiCTを行っており、ECR2020などで発表させてもらいました。目の前の限定された経験例であっても、自分なりにまとめてみると理解が深まります。今回、e-ラーニングで基本的レクチャーを最初から再受講できましたので、改めて知識をリフレッシュできる大変良い機会になりました。
特に、神奈川歯科大学・神奈川剖検センター 長谷川 巖 教授のご講演は5年前も大きな感銘を受けましたが、今回もシビレました。画像診断による経時的死後変化を科学的に立証するご研究を分かりやすく整理したレクチャーです。科学的なアプローチの仕方が極めて真摯であり、研究者としての王道であると思います。実に面白い。うだうだ言ってないでやってみろ的なアプローチが子気味いい。百聞は一見に如かずです。
具体的内容もさることながら、多くの科学的疑問に適応できるような普遍的解決法を含んでいると感じます。シンプルで自信に満ちた研究には、聞いていて他に応用できそうな夢がたくさんあります。 おそらく、こういうレクチャーを聞いた人たちの中からこの道に興味を持つ後継が生まれてくるものと思います。
令和2年度 死亡時画像診断(Ai)研修会のご案内(E-learning形式) 令和3年2月19日(金)から3月12日(金)まで
死亡時画像診断(Ai)における基本事項 山本 正二(Ai情報センター 代表理事)死亡時画像診断(Ai)に関係する病理学 桂 義久(Ai学会 理事)
死亡時画像診断(Ai)における画像診断①(総論) 石田 尚利(東京大学医学部附属病院 放射線科)
死亡時画像診断(Ai)における法令・倫理 長谷川 剛(上尾中央総合病院 情報管理部)
死亡時画像診断(Ai)における画像診断②(小児) 小熊 栄二(埼玉県立小児医療センター 放射線科)
死亡時画像診断(Ai)に関係する法医学 飯野 守男(鳥取大学医学部 法医学分野)
死亡時画像診断(Ai)における医療安全対策・感染対策 兼児 敏浩(三重大学医学部附属病院 医療安全管理部)
死亡時画像診断(Ai)における画像診断③(経時的死後変化) 長谷川 巖(神奈川歯科大学・神奈川剖検センター)
死亡時画像診断(Ai)に関係する救急医学 伊藤 憲佐(亀田総合病院 救命救急科 部長)
医療事故、訴訟における死亡時画像診断(Ai) 水沼 直樹(東京神楽坂法律事務所 弁護士)
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