2021年2月20日土曜日

深刻な指摘にどう対応するか、事前に決めていなかったのが反省点だ

新型コロナウイルス感染者との接触を知らせるスマートフォンのアプリ「COCOA(ココア)」の一部で肝心の通知が届かなくなっていた問題で、不具合の内容や原因が昨年11月には指摘されていたにもかかわらず、厚生労働省が把握するまでに2カ月かかっていたとのことです。

COCOAの有識者会議メンバーも務める楠正憲・政府CIO補佐官は「指摘がたくさん来たとき、契約の範囲内で業者にすべて対応してもらうのは難しい。深刻な指摘にどう対応するか、事前に決めていなかったのが反省点だ」と語ったとのことです。(2021年2月 朝日新聞 小宮山亮磨記者のレポートより)

現在の行政は 「深刻な指摘があったときにどう対応するかを決めていない」ということ、また、そういう「重大な事象が発生しても事前に決めていないと対応できない」とのことです。結局、「些細に想定するような事前準備をしないし、想定外のことには対応しない」というこでです。それらを反省点だと言い切っている楠氏の卓越した辛辣さに驚きました。

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